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『せかいのおきく』

やっと『せかいのおきく』観てきた!

映画だし、ほぼ全編白黒映像なのに、スクリーンから匂いが漂ってきそうなほど終始糞尿が出てくる。こんなに人間にとって欠かせなく身近なものである糞尿なのに、今まで時代劇やら時代小説を読んで、厠やその辺の事情が描かれてなくても不思議と気にしてこなかった。でも、老若男女・身分も超えて万人にとっての糞尿だからこそ、それを描くことで社会や"せかい"が見えてくるんだなぁ。

また、情報や音に溢れている現代と違ってシンプルで静かな生活だからこそ、相手の去っていく足音や相手の名前を書くだけで萌え転がっているおきくの姿に『いいなぁ』としみじみしたし、こちらまでキュンとした。それにしても、おきくの書く字が綺麗すぎませんか?特に「ふるさと」の字、ずっと眺めていたかった。

あと、池波正太郎の小説を読んでいても思っていたけれど、敵討ち(仇討ち?)制度って現代からみるとすごく不思議で理不尽な制度だったよな、と改めて思った。久々に池波先生の本読もうかな。

 

『せかいのおきく』公式サイト

sekainookiku.jp