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『正欲』

ずっと観ようと思ってたけどなかなか行くタイミングを逃していた映画『正欲』漸く観た。

原作を読んだときは、とんでもないものを読んだ!と思ったし、映画化されると知ったときは『あれを?!ほんとに?』と疑った。
この感覚は読書でしか得られないと思っていたけど、映画も素晴らしかった。なにより役者のみなさんが素晴らしかった。『こちらあみ子』のときもそうだったな。ただ、原作と少し違った部分もあったので(たぶん)、また原作を読み返してみよう。
作品が作品なだけに下手な感想は言えないけど、私は途中涙が止まらなくなった。後ろに座っていた女性も鼻をすすっていたけど、これを共感とすることが如何に浅はかか、作品を観ると分かる。

最初にプロローグがあって(原作だと手紙?)、途中にもう一度そのプロローグが出てくるのは、原作も映画も同じだけれど、私は原作を読んだ際、2回目のプロローグで最初と全然違う印象を持ったことに凄く驚きと感動があって。ただ原作未読で映画を観た人にも同じ感動があったのかが気になった。
あと、今エーリッヒ・フロムの「愛するということ」(加藤さんオススメ本)を読んでるのだが、このプロローグの部分と重なる部分が多く、不思議な繋がりを感じた。
とにかく、映画では描き切れなかった部分も原作にはあるので映画を観た人は原作も読んでほしい。

 

映画『正欲』公式サイト

bitters.co.jp

小説「正欲」公式サイト

www.shinchosha.co.jp