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加藤さんの新刊!

ずっと出る出る言われていた加藤さんの新刊のお知らせが遂にきた!

narenohate.kodansha.co.jp

まず、気になっていた出版社は講談社だった。長く書いていたし、直しも慎重にやっているようだったので引き続き新潮かな?とか、1と0のアカウントが真っ先に加藤さんのTwitter(X)をフォローしてたので角川に戻るのかな?と思ったけど新規開拓してきた。着々と出版社を増やしている。テレ東の上出さんが寄稿した「群像」って講談社だったよな。

ただ、テーマを戦争にするのは一家言あるというか、私は何に関しても”当事者以外は語るな”という思いが強く、特に戦争をエンタメにすることに抵抗があるので、読むの躊躇するな…。加藤さんの一昨日、昨日のTwitter(X)の投稿だけでも、ちょっと抵抗があった。

戦争映画が苦手、というか特に戦地のリアルを描くこと”だけ”に注力している戦争映画は監督の自己満が全面に出ちゃってる気がして辟易してしまう。ただ、戦争における人間のおろかさを描いた『ノー・マンズ・ランド』や『ククーシュカ ラップランドの妖精』はむしろ好きだし、塚本監督の『野火』は苦手とか有無を言わせないくらいの現実と人間のおろかさを見せつけてくる傑作だと思う(原作は体験者によるものだしね)。苦手な作品が多いイーストウッドも『父親たちの星条旗』はむしろ好きな方。でも『硫黄島からの手紙』や『アメリカン・スナイパー』は苦手。『シンドラーのリスト』や『プライベート・ライアン』も苦手。『ハート・ロッカー』や『ゼロ・ダーク・サーティ』は好き。『ライフ・イズ・ビューティフル』は苦手。

だから単純に戦争ものが苦手というか、自分でも説明が難しいが、たぶん人間のおろかさを描くことより作り手の自己満足要素(エゴ)が多くなったときに抵抗が出てくるんだろうな。上記で苦手とした映画も観た当時の私が未熟なだけで、今観たりもう少し年を経てから観たら違う感想になるかもしれないし。

あと、タイムリーにも(と言っていいのか)昨日のアトロクで戦争を語り継ぐことについての話をしていたこともあって、当事者が減っている現代は今の人が少しでも知っていることを語り継ぐ大切さがあるのかなと考えを改め始めてもいた。「宇多丸分室」も聴かなければ。

▼オープニングトークでの宇多さんの話

終戦の日に改めて考えたい。宮崎駿の戦争、富野由悠季の戦争 特集

あらすじを読むと「なれのはて」は大正時代から現代までの歴史超大作みたいだし、人間の業についての話のようなのでまだ大丈夫?かもしれない。「いのちのうた」がきっかけだったりするのかな?そりゃ「地図と拳」は興味を持って読むよね。

何はともあれ私はとりあえず「風よ あらしよ」を読みきらなければいけない(まだ読んでなかったのかよ!)。「小説現代」が出る9月22日までには読みきろう!